今回は少し小休止って事で、海外で活躍しているSuzuki Takuya氏のブログをご紹介。
CGモデラーの西海岸でブログ。
Suzuki Takuya氏はスクウェア・エニックス時代での同僚で同じSets&Propsチームに所属していました。
現在はアメリカ西海岸にあるBlizzardEntertainmentのCinematicsチームでEnviroment Modelerとして活躍しています。
Suzuki Takuya氏のブログにも紹介されていますが、僕とTakuya氏は国は違えど、同時期に海外に出て、お互いに同じような境遇、苦難を共にしました。
趣味はサーフィン!明るい性格で、公私共々一緒に仕事としたり、遊びに行ったりしました。
今はお互い結婚して、違う国で働いていると思うと、少し不思議な感じです。
今後はブログを通じて、自分も成長できればと言うことで、ブログを開始。
海外転職までのいきさつ、アメリカでのVisa事情、Blizzardでの業務についてなどを掲載。
今後のTakuya氏の活躍に要チェックやで!!!!(ひこいち風)
2010年8月18日水曜日
2010年8月16日月曜日
【仕事】 海外と日本の募集要項の違い
さて、今回は海外と日本のプロダクションの募集要項の違いについて紹介したいと思います。
僕が海外に出て、日本に帰国して最も違和感、違いを感じたのが年齢制限ですね。日本の多くの募集要項には35歳未満迄という条件が付いています。海外のプロダクションでは絶対にありえないですね。
最近では日本国内でも年齢制限をしいているプロダクションはかなり少なくなってきていると思いますが、いまだに一部の企業、プロダクションにおいては年齢制限がある会社も。。。
(実際に年齢制限を明記していない会社、プロダクションでも40歳以上のいちアーティストは雇ってくれないのではないでしょうか?人脈があれば話は別だと思いますが、40歳で脱サラしてCG始めたアーティストを雇ってくれる日本の会社は、実際問題として非常に少ないと思います。それがどれだけ優秀なアーティストだったとしてもです。これはあくまでも私見なので、実際はどうかわかりませんが。。。)
年齢を理由に優秀なアーティストが働けないのは、個人的には非常にナンセンスだと思います。
特に海外の場合だと、年齢による差別は、即人種差別に繋がる可能性もあるので、募集要項に年齢制限があると言うのは、ほとんどありえないと思います。
またResumeに関しては、日本の履歴書のように年齢を書く必要が一切ありません。
(年齢を書くか書かないかは本人の任意で、強制はされません。)
もちろん日本と海外では文化が違うので、どちらが正解と言えませんが、少なくともCG業界は、年齢で能力が決まるわけではないですし、年齢を理由に優秀なアーティストが働く場を失う日本のシステムは非常に馬鹿げていると思います。
年齢と言うのは自分の責任ではないですし、誰しもが例外なく毎年歳を重ねていきます。就職に関して言えばまったく関係ないですよね?
(プロのスポーツ選手や肉体労働、風俗など一部の職業では年齢が大事な職種もありますが、少なくてもCGにおいて年齢というのは、仕事の能力に一切関係ないと、個人的には考えています)
これは僕の私見ですが、こういった年齢制限が設けられたのは、昔の日本の企業風習の影響が強いのではないか?っと個人的には推測してます。
昔の日本企業は30歳を過ぎたあたりから管理職にシフトしていきます。そして、管理職になりきれなかった人は、一生平社員みたいな。
日本のCG業界でもスパーバイザーより年輩なアーティストと言うのは非常に少ないと思います。
ところが海外のプロダクションの場合、スーパーバイザーよりも、年輩のアーティストはいくらでも居ます。僕が思うにクオリティや仕事の割り振りなど”管理する”と言うのはプログラミングなどと同様、一種の特殊スキルだと思います。
優秀なアーティストでも管理能力がなければスーパーバイザーになれません。ところが日本の場合はえてして、優秀なアーティストが管理職(スーパーバイザー)になる傾向が強いと思います。必ずしも優秀なアーティストが管理能力も兼ね備えているとは限りません。
考えて見てください、いくら優秀なアーティストでも、管理能力のない人の下で働くことを。。。
考えるまでもなく、チーム運用やスケジュールの破綻に始まり、しいてはプロジェクト自体も悲惨な物となるでしょう。
※1・・・日本の場合、スーパーバイザーはクオリティを管理するだけでなく、他のアーティストと同様に自分の実務をこなしつつ、他人のスケジュール、仕事の割り振りなどもこなさないといけないので、同じ役職でも業務の内容が異なるので、一概に比較は出来ません。
※2・・・ここで僕が言う優秀なアーティストというのは、実務技能に優れたアーティストという意味です。
そういった意味で、色々な物を年齢で制限するのは、非常に馬鹿げているし、ナンセンスだと思います。
次に感じたのが職種に対する具体的な条件の提示です。
海外プロダクションの場合、多くが募集職種に対して、必要な経験、技術、知識を明確に提示してあります。
最近の日本のプロダクションの募集要項を見ても、それほど変らなくなってきた気もしますが。。。一応紹介。
DNEG、MPC、Weta、Lucas Animation の募集要項を見てみると
http://www.dneg.com/jobs/modeller_197.html
http://www.moving-picture.com/index.php/recruitment/93-recruitment-senior-modeller.html
http://www.wetafx.co.nz/jobs/
https://www.lucasfilm.apply2jobs.com/ProfExt/index.cfm?fuseaction=mExternal.showJob&RID=2446&CurrentPage=1
かなり事細かに必要な経験、スキル、知識について明記されています。
応募する側にしてみれば、そのプロダクションがどういった経験、技術、知識を持ったアーティストを必要としているのか?
どういった条件を満たしていれば、採用される可能性があるのかを読み取ることが出来ます。
大きな違いとしては、この2点に尽きると思います。
他に違いがあれば、詳しい方、フォローお願いします。
今回は年齢のことについて少し触れましたが、次回は、なぜ海外プロダクションは採用するに当たって年齢が関係ないのか?
採用する際に、どういった仕組みでクラス、給与が決められるのかを、簡単にですが紹介したいと思います。
僕が海外に出て、日本に帰国して最も違和感、違いを感じたのが年齢制限ですね。日本の多くの募集要項には35歳未満迄という条件が付いています。海外のプロダクションでは絶対にありえないですね。
最近では日本国内でも年齢制限をしいているプロダクションはかなり少なくなってきていると思いますが、いまだに一部の企業、プロダクションにおいては年齢制限がある会社も。。。
(実際に年齢制限を明記していない会社、プロダクションでも40歳以上のいちアーティストは雇ってくれないのではないでしょうか?人脈があれば話は別だと思いますが、40歳で脱サラしてCG始めたアーティストを雇ってくれる日本の会社は、実際問題として非常に少ないと思います。それがどれだけ優秀なアーティストだったとしてもです。これはあくまでも私見なので、実際はどうかわかりませんが。。。)
年齢を理由に優秀なアーティストが働けないのは、個人的には非常にナンセンスだと思います。
特に海外の場合だと、年齢による差別は、即人種差別に繋がる可能性もあるので、募集要項に年齢制限があると言うのは、ほとんどありえないと思います。
またResumeに関しては、日本の履歴書のように年齢を書く必要が一切ありません。
(年齢を書くか書かないかは本人の任意で、強制はされません。)
もちろん日本と海外では文化が違うので、どちらが正解と言えませんが、少なくともCG業界は、年齢で能力が決まるわけではないですし、年齢を理由に優秀なアーティストが働く場を失う日本のシステムは非常に馬鹿げていると思います。
年齢と言うのは自分の責任ではないですし、誰しもが例外なく毎年歳を重ねていきます。就職に関して言えばまったく関係ないですよね?
(プロのスポーツ選手や肉体労働、風俗など一部の職業では年齢が大事な職種もありますが、少なくてもCGにおいて年齢というのは、仕事の能力に一切関係ないと、個人的には考えています)
これは僕の私見ですが、こういった年齢制限が設けられたのは、昔の日本の企業風習の影響が強いのではないか?っと個人的には推測してます。
昔の日本企業は30歳を過ぎたあたりから管理職にシフトしていきます。そして、管理職になりきれなかった人は、一生平社員みたいな。
日本のCG業界でもスパーバイザーより年輩なアーティストと言うのは非常に少ないと思います。
ところが海外のプロダクションの場合、スーパーバイザーよりも、年輩のアーティストはいくらでも居ます。僕が思うにクオリティや仕事の割り振りなど”管理する”と言うのはプログラミングなどと同様、一種の特殊スキルだと思います。
優秀なアーティストでも管理能力がなければスーパーバイザーになれません。ところが日本の場合はえてして、優秀なアーティストが管理職(スーパーバイザー)になる傾向が強いと思います。必ずしも優秀なアーティストが管理能力も兼ね備えているとは限りません。
考えて見てください、いくら優秀なアーティストでも、管理能力のない人の下で働くことを。。。
考えるまでもなく、チーム運用やスケジュールの破綻に始まり、しいてはプロジェクト自体も悲惨な物となるでしょう。
※1・・・日本の場合、スーパーバイザーはクオリティを管理するだけでなく、他のアーティストと同様に自分の実務をこなしつつ、他人のスケジュール、仕事の割り振りなどもこなさないといけないので、同じ役職でも業務の内容が異なるので、一概に比較は出来ません。
※2・・・ここで僕が言う優秀なアーティストというのは、実務技能に優れたアーティストという意味です。
そういった意味で、色々な物を年齢で制限するのは、非常に馬鹿げているし、ナンセンスだと思います。
次に感じたのが職種に対する具体的な条件の提示です。
海外プロダクションの場合、多くが募集職種に対して、必要な経験、技術、知識を明確に提示してあります。
最近の日本のプロダクションの募集要項を見ても、それほど変らなくなってきた気もしますが。。。一応紹介。
DNEG、MPC、Weta、Lucas Animation の募集要項を見てみると
http://www.dneg.com/jobs/modeller_197.html
http://www.moving-picture.com/index.php/recruitment/93-recruitment-senior-modeller.html
http://www.wetafx.co.nz/jobs/
https://www.lucasfilm.apply2jobs.com/ProfExt/index.cfm?fuseaction=mExternal.showJob&RID=2446&CurrentPage=1
かなり事細かに必要な経験、スキル、知識について明記されています。
応募する側にしてみれば、そのプロダクションがどういった経験、技術、知識を持ったアーティストを必要としているのか?
どういった条件を満たしていれば、採用される可能性があるのかを読み取ることが出来ます。
大きな違いとしては、この2点に尽きると思います。
他に違いがあれば、詳しい方、フォローお願いします。
今回は年齢のことについて少し触れましたが、次回は、なぜ海外プロダクションは採用するに当たって年齢が関係ないのか?
採用する際に、どういった仕組みでクラス、給与が決められるのかを、簡単にですが紹介したいと思います。
2010年8月2日月曜日
【仕事】 明日から東京滞在
明日から東京滞在です。数日間ですが、いくつかのスタジオ、専門学校を訪問させて頂きます。
色々な方と情報交流できれば思っています。また、スケジュール的に今回の東京滞在ではお会いできない人も多々居ますがご了承ください。
それでは、明日から東京滞在、スタジオ見学、情報交流会を楽しみにしています。
Eiji
あと補足ですが、アクオスのTVCMで”Legend of the Guardians”が登場しています。
http://www.sharp.co.jp/aquos/
宣伝までに(笑
色々な方と情報交流できれば思っています。また、スケジュール的に今回の東京滞在ではお会いできない人も多々居ますがご了承ください。
それでは、明日から東京滞在、スタジオ見学、情報交流会を楽しみにしています。
Eiji
あと補足ですが、アクオスのTVCMで”Legend of the Guardians”が登場しています。
http://www.sharp.co.jp/aquos/
宣伝までに(笑
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