2012年2月20日月曜日

【CG】 シンガポール 生活編

さて、今回は前回に続きシンガポール 生活編です。

シンガポールの会社からオファーを受けて、いざ!シンガポールで働くにあたり
直面する問題点やシンガポールの生活についてご紹介させて頂きます。

まず、そらく一番多い問題が金銭の問題だと思います。特に家族連れの方や、ゲームメーカーで長く働いた方は、おそらく日本で働いていた時と同じ程度、もしくは多少少ない金額を提示されると思います。
(これは僕が実際にLucasSingaporeやDnegSingaporeからオファーを得た経験に基づく物です。)

これにはいくつか理由があります。

①シンガポールは税金が非常に安いので、以前の職と同額のオファーだった場合、実質的な手取りは増えたことになります。

②ゲーム系(実機、シネマティクス含む)とは映画では必要とされるスキルが異なるため、前職がゲーム系だった場合、過小評価される傾向がある。

③シンガポールの会社規定で査定(前職の給料を考慮した上で)されたオファーであっても、円高(1ドル60円程度)の影響で安く感じる。

④他国で働いた経験がない場合
(日本で映画の経験があっても、他国の会社で働いた経験が無い場合は、過小評価に繋がる場合があります。)

上記の理由から、出されたオファーの金額が低く、家族でリスクを犯してまで、シンガポールに引越しできず、オファーを断った友人を幾人か知っています。

海外の会社を何社か経験した人であれば、また評価は違ってくると思いますが、日本から初めてシンガポールへ行く方は、上記の理由から多少少ない金額を提示される場合があります。


次に直面する問題が家探しです。
シンガポールは非常に土地が狭く、賃貸、売買含めて非常に不動産が高いです。右肩上がりの天井知らずと言うのが現状です。
したがって、一人身で海外経験が全く無い人の場合のオファーだと間違いなく、家を借りるだけのオファーを得るのは難しいと思います。
仮に家を借りたとしても、給料の半分、もしくはそれ以上が家賃で無くなる!?と言うのも珍しくありません。
これは日本人に限らず、現地の人も同じ状況です。多くの人は家族と住む、もしくはルームシェアして生活していると言う人が多いです。

日本では給料の3割が家賃と言いますが、シンガポールでは給料の4割から5割以上が家賃と言う人も居ます。
もちろん、安い物件もありますが、それでもシンガポールでの家探しは非常に困難です。

簡単にですがHDB(国営住宅)の平均は2000ドル前後から
コンドミニアムだと最低でも3000ドル前後からになります。

そのため、現地の人は結婚するまで、家族と住むと言うのが当たり前で、結婚してから自分で家を構える人がほとんどらしいです。

大きな問題は上記二点になります。

シンガポールのメリットとしては、税金が安く、家賃以外の物価は日本よりも安いので、よほどの贅沢をしない限りは、一人身でも家族でも充分に生活することは可能です。ただ、日本円で将来の蓄えを!っと考えている人には向かない国かもしれません。どこの国に行っても、今は円高ですしね(^^;

こまごました問題もありますが、上記2点の問題さえクリアしてしまえば、シンガポールは非常に暮らしやすい国だと思います。
初めての海外生活をする人には、家賃の問題以外は非常に敷居が低い国だと言えると思います。日本人も多いですし、インターネットも早い!日本語に困ることもありませんw
あと僕の実際に住んだ感覚だと日本と同等、もしくはそれ以上に治安が良いかもしれません。

っということで、今回はシンガポールの生活事情についてご紹介させて頂きました。