さてさて、久しぶりのエントリーです。今回はどうしても個人的に劇場で見たかった紀里谷監督の「LAST KNIGHTS」を仕事終わりのレイトショーで見てきました。
僕がどうしても見たかった理由は、いくつもあるのですが一番の理由は日本人監督がメガホンを取った世界配給の作品であること。
そして、紀里谷監督のバックボーン(日本での経験から海外へ)が非常に興味があり、そんな監督がどういった映画を作るのか?非常に興味があったからです。
失礼な言い方かもしれませんが、日本で干され、色々な経緯を経てハリウッド映画を撮り、そして凱旋帰国。私も監督ほどスケールは大きくありませんが、どうしてもハリウッド映画に携わりたくて、会社を辞め、1歳の長男と妊婦の妻を連れて、オーストラリアへ家族で移住した時のこと、その時の決意や気持ち、そういう自分と照らし合わせながら、「LAST KNIGHTS」を鑑賞させていただきました。
<以下ネタバレ注意です>
内容は、物語は非常にシンプルです。忠臣蔵を中世の騎士に置き換え、クライブ・オーウェンとモーガン・フリーマンをメインキャストに、悪を打倒するお話です。ただ、僕自身がこういった中世を舞台にした騎士の話が大好きと言うこともあり、冒頭から映画にのめりこみ、モーガン・フリーマンが裁かれる際のクライブ・オーウェンとのやり取りに涙し、映画のラストでもほろりと涙を流しました。。。
演出や音楽も素晴らしく、特に日本の殺陣を意識したかのようなアクションシーンは本当に素晴らしかったです。
普段は仕事の延長で映画を見る事が多く、なかなか話しにのめり込めない事が多いですが、「LAST KNIGHTS」は最後の最後まで話の展開に夢中になりました。
「1つの信念をもって、物事をやり遂げる!」そんな強いメッセージが込められた作品だと、私は感じたし、凄く 勇気をもらう事が出来ました。本当に素晴らしい映画をありがとうございました。
そして、ここからが僕の本音。映画を見終わった後に悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。。。
なぜなら日本人監督ハリウッドデビュー作にも関わらず、VFXなどに日本のスタジオが関わっておらず、メインスタジオはカナダのRefuge VFX and Animationと韓国のMofac Studioでした。
ここ近年、VFXでは完全に韓国に遅れを取っている日本ですが、監督が日本人であるにもかかわらず、日本のスタジオが関わっていなかったのが、本当に悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。。。
この悔しさを糧に、また明日から自分を高めて行きたいなっと思います。
日々精進ですね!!!