2010年9月4日土曜日

【仕事】 近況報告 海外転職 後編

さてさて、次回に引き続き、今回も僕の海外転職、近況報告です。今日はコンタクトが取れている最後の会社です。

【最後の会社】
最後の一つは、つい先日の出来事です。今年中に海外転職は難しいかな?っと思い始め、家族で上京するための家探しや、引越しの準備をしていた時のことです。
アメリカ西海岸の某ゲーム会社のシネマティクスチームのモデリングスーパーバイザーから1通のメールが届きました。
元々、この会社は今年の5月ごろに駄目元でapplyした会社で、しかも募集してる人材がキャラテクスチャーアーティスト。

だめだろうな~~っと思いつつApplyしたんですが、7月ごろにスーパーバイザーから連絡があり
「作品をみたよ。私たちは幾人かの背景モデラーを探しています。そしてあなたもその候補の一人です。可能性の話だけど、あなたを雇うかもしれない。できれば、ハードコピーも送って欲しい。」
っという内容のメールが届きました。
それで、先月帰国していた、□時代の同僚(その会社で働いている)にハードコピーを渡してもらうようにお願いしました。
その後、友人が帰国してから数日後に、スーパーバイザーから
「デモリールのハードコピーをありがとう。いくつか質問があるので、数日中に電話するかもしれない。」っとメールが来ました。このスーパーバイザー、実は元スクウェア時代の同僚で、他の会ったことがないリクルーターからのメールよりも信憑性、可能性があると判断した僕は、契約目前だった賃貸契約をキャンセル。

家族での上京、引越しを取りやめ、単身赴任を決意。もし、具体的に話が進んだとき、年明け早々に、また引越し?とかなったら洒落にならないぐらいの出費がかさむからです。
もちろん、現時点では可能性でしかないので、この先どう転ぶかはまったくわかりません。
ただ、家族と話をして、僕の優先度が国内よりも海外にあるのであれば、常に海外引越しを念頭において、国内で活動する必要がありました。

結局、僕の仕事のために、今回も妻や子供が犠牲になってしまった訳ですが。。。
元々スクウェアを辞めた大きな理由の一つが、家族との時間を持つ事が一つの目的でした。
もし、予定通り年末まで単身赴任で過ごせば、今年に限っては1年の半分を別々に生活することになります。
毎回、僕の仕事のために家族には色々と負担をかけてしまってます。本当にこれで良いのかな?っと思うことがしばしばありますが、理解ある家族に感謝しつつ、もう少し自分の目標に向かって悪あがきしてみようかと思います。

まだまだ32歳(今月で33歳)。これらかも自分の目標に向かって、日々精進!!







しかし、数日後といいながら未だにメール、電話共に連絡なし。ここはさすがアメリカンクオリティ。
オーストラリアでもそうでしたが”next a few days soon" って言って、数日後に連絡来たためしがない。
大体、数週間後のことが多いので、もうしばらく待ってみます。あまり音沙汰なしなら、またこっちから連絡しなければ!!!

【仕事】 近況報告 海外転職 前編

さて、前回は国内での活動についての近況報告をさせて頂きましたが、今回は僕の海外転職についての近況報告をさせて頂きたいと思います。

正直に言いますと、まだ結論が出た会社がないので、現状で報告するのはどうかな?っと思っているのが正直な気持ちです。
ただ、行く人かの人から「海外転職頑張ってください」とか「応援してます。自分も将来的に海外で働きたいので、ブログ読んでます。」とか「北田さんが海外で働くことで、国内で海外志向の人の励みになるのでは?」とかとか色々な意見を頂きました。

僕が海外で働きたいのは、もちろん自分の目的(家族と夢の両立)を目指して頑張っている訳ですが
それを見て(読んで)共感してもらったり、応援してもらったり、なんか不思議な感じです。

勿論、僕の経験や技術を日本のCG業界に還元できれば、業界発展につながると思い、このブログをはじめた訳ですが、思いのほか反響も大きく、色々な人と知り合う、繋がるきっかけにもなりました。

僕の行動が海外転職を目指している人の励みになるのなら、中途半端な状態でも現状報告してもよいのかな?っという気にもなりました。
正直、この3ヶ月色々な会社(10社ほど)にAPPLYしましたが、リクルーターやスーパーバイザーと直接コンタクトが取れた会社は、現在4社のみです。結果が出ている訳ではないので、社名は控えさせて頂きます。

【最初の会社】
まず一番初めに私にコンタクトを取ってくれたアジアのハブにある某有名プロダクション。こちらの会社とは、電話面接、直接会う面接の計2回面接し、かなり具体的な内容までリクルーターと話をつめました。
ただ、なかなか返事が返ってこず、こちらから催促したところ「現状で、具体的なオファーは出せない。もし、他社からオファーがあるなら、あなたはそちらのオファーを受けるべきです」っとリクルーターから返事をもらいました。
僕のALの同僚の幾人かも、同じ会社の面接を受けていましたが、同じように突然、コンタクトがなくなったっと言っていました。
おそらく、シーグラフの時期と重なっていたこともあり、シーグラフで望む人材を発掘できたか、他に理由があったのだと思います。
ただ、ALの同僚で上級職(スパーバイザーやTDなどテクニカルな部分に優れた人たち)が、何人かオファーを得ることができました。
ALにも元某(アジアのハブ)プロダクションの人たちが多いので、色々と情報収集してみたところ、年内までに始まるであろう、新しいプロジェクトが思いのほか進んでいない状態で、集めている人たちはテクニカルな部分に特化した人たちだけだと言う話を耳にしました。
これは友人伝の情報なので、定かではありませんが、そういった理由もあり、ぴたりとコンタクトが取れなくなったのかな?っと推測しています。
また、年内までにコンタクトがあるかもしれませんが、あまり脈はないのかな?っと思ています。

【二つ目の会社】
もう一つの会社は、ALでのリバースリクルーティングで連絡をもらった、イギリス4強のうちの一つです。リクルーターから3週間後にCGスパーバイザーが新しい映画のためのスタッフを選考するのでハードコピーを送って欲しいと言われたので、先月送りました。
その後、リクルーターからの音沙汰がないので、そろそろ、こちらから連絡を取って脈があるかないかの確認を取ってみようと思います。

【三つ目の会社】
もう一つの会社もイギリスの会社で、こちらは多くの友人が勤めている会社です。もちろん、イギリス4強の一つです。こちらは早くから、連絡を取り合っていたのですが、新しいプロジェクトが9月から始まるらしいので、その時にポジションに空きがあれば、連絡します。っということだった。
9月になったので、こちらも、その後音沙汰がないので、こちらから連絡を取って、脈があるかどうか確認したいと思います。

って感じで、僕の海外転職は現在進行形です。最後の会社は、話が少し長くなりそうなので、また次回。
次回は”近況報告 その3”です。お楽しみに~~。

2010年9月1日水曜日

【仕事】 近況報告 その1

さて、もう知ってる人は知ってると思いますが、今年年内一杯は、海外からの返事を待つ形で国内プロダクションでお世話になることにしました。
お世話になるプロダクションはPOLYGON PICTURESです。そして、今日が初出社日でした。

いくつかの国内プロダクションからもお声を掛けて頂いたのですが、最終的にPPIさんでお世話になることを決めました。
理由は色々ありますが、最大の理由は会社の考え方ですね。日本国内に囚われることなく、積極的に海外案件の営業をしているたこと。そして、村本さん(元Weta)の存在も非常に大きかったです。

あとは国内プロダクションにも関わらず、非常に多くの外国人を雇用しているということ。しかも、ただの外国人ではなく、一流のプロダクションで働いた経験のあるアーティストも非常に多いということです。
僕と一緒に仕事をすることになるLead modelerのAndreas(元Weta)やLighting/CompのNico(元Dneg)とSandrine。その他にもインド、シンガポール、台湾などアジア系も含め、全体の約20%ほどが外国人であること。

外国人のアーティストが日本人より優秀という訳ではないですが、彼らから日本人のアーティストが学ぶことは大いにあると思います。特に国外のプロダクションはどういう仕事のやり方をしているのか?
どういったソフトを使用しているのか?どういったワークフローで作業するのか?パイプラインをどう構築するのか?学ぶべきことは多いと思います。

他にも色々と理由がありますので、箇条書き(笑
  • 村本さん、チヤマさん、ワークフローチームを中心に本気で日本国内にパイプラインを構築しようとしていること。僕もそのお手伝いが出来れば。
  • 人数だけで言えば、間違いなく国内最大規模のプロダクションであること。人数が多ければ、それに比例して優秀な人も増える。勿論、その反対でジュニアも多くなりますが。
  • 環境は人を育てる。色々な人種、シニア、ミドル、ジュニアなど様々なレベルの人と仕事をすることで、自分も成長できる。
  • 僕が海外志向で、短期でしか働かないのを理解した上で、必要としてくれたこと。
  • 意外と元□組で、一緒に仕事をした人が多い。
ま~~、こんな感じでしょうか?デメリットはしいて言うならお金ですかね(苦笑
AL、元□時代含めて給料は多少減りました。(PPIさんごめんなさい)
でも、逆に言うと給料が多少下がっても働く価値があるのでは?っと自分の中で思ったからこそ、PPIさんを選らんだんですが。

そんなこんなで、年内一杯はPPIさんで、海外案件を中心に仕事をしたいと思います。その間に、現在APPLYしている会社の返事を待つという形になります。日本の皆様、PPIの皆様、これから短い間ですが、よろしくお願いいたします。 できるだけ、僕の数少ない海外経験を還元できればっと思います。

あと立ち居地的には、フリーランスですので出向はしているもののPPIの社員という訳ではありません。
海外生活、海外転職、海外のワークフロー、パイプラインについてご興味がある方は、ご連絡いただければ、情報交流会を開きたいと思います。PPIさんの内情はNDA結んだんで話しませんが(笑)

次回は僕の海外転職の現状、近況報告をしたいと思います。

2010年8月18日水曜日

【紹介】 CGモデラーの西海岸でブログ

今回は少し小休止って事で、海外で活躍しているSuzuki Takuya氏のブログをご紹介。

CGモデラーの西海岸でブログ。

Suzuki Takuya氏はスクウェア・エニックス時代での同僚で同じSets&Propsチームに所属していました。
現在はアメリカ西海岸にあるBlizzardEntertainmentのCinematicsチームでEnviroment Modelerとして活躍しています。
Suzuki Takuya氏のブログにも紹介されていますが、僕とTakuya氏は国は違えど、同時期に海外に出て、お互いに同じような境遇、苦難を共にしました。

趣味はサーフィン!明るい性格で、公私共々一緒に仕事としたり、遊びに行ったりしました。
今はお互い結婚して、違う国で働いていると思うと、少し不思議な感じです。

今後はブログを通じて、自分も成長できればと言うことで、ブログを開始。
海外転職までのいきさつ、アメリカでのVisa事情、Blizzardでの業務についてなどを掲載。
今後のTakuya氏の活躍に要チェックやで!!!!(ひこいち風)

2010年8月16日月曜日

【仕事】 海外と日本の募集要項の違い

さて、今回は海外と日本のプロダクションの募集要項の違いについて紹介したいと思います。

僕が海外に出て、日本に帰国して最も違和感、違いを感じたのが年齢制限ですね。日本の多くの募集要項には35歳未満迄という条件が付いています。海外のプロダクションでは絶対にありえないですね。
最近では日本国内でも年齢制限をしいているプロダクションはかなり少なくなってきていると思いますが、いまだに一部の企業、プロダクションにおいては年齢制限がある会社も。。。
(実際に年齢制限を明記していない会社、プロダクションでも40歳以上のいちアーティストは雇ってくれないのではないでしょうか?人脈があれば話は別だと思いますが、40歳で脱サラしてCG始めたアーティストを雇ってくれる日本の会社は、実際問題として非常に少ないと思います。それがどれだけ優秀なアーティストだったとしてもです。これはあくまでも私見なので、実際はどうかわかりませんが。。。)

年齢を理由に優秀なアーティストが働けないのは、個人的には非常にナンセンスだと思います。
特に海外の場合だと、年齢による差別は、即人種差別に繋がる可能性もあるので、募集要項に年齢制限があると言うのは、ほとんどありえないと思います。
またResumeに関しては、日本の履歴書のように年齢を書く必要が一切ありません。
(年齢を書くか書かないかは本人の任意で、強制はされません。)

もちろん日本と海外では文化が違うので、どちらが正解と言えませんが、少なくともCG業界は、年齢で能力が決まるわけではないですし、年齢を理由に優秀なアーティストが働く場を失う日本のシステムは非常に馬鹿げていると思います。

年齢と言うのは自分の責任ではないですし、誰しもが例外なく毎年歳を重ねていきます。就職に関して言えばまったく関係ないですよね?
(プロのスポーツ選手や肉体労働、風俗など一部の職業では年齢が大事な職種もありますが、少なくてもCGにおいて年齢というのは、仕事の能力に一切関係ないと、個人的には考えています)

これは僕の私見ですが、こういった年齢制限が設けられたのは、昔の日本の企業風習の影響が強いのではないか?っと個人的には推測してます。
昔の日本企業は30歳を過ぎたあたりから管理職にシフトしていきます。そして、管理職になりきれなかった人は、一生平社員みたいな。
日本のCG業界でもスパーバイザーより年輩なアーティストと言うのは非常に少ないと思います。

ところが海外のプロダクションの場合、スーパーバイザーよりも、年輩のアーティストはいくらでも居ます。僕が思うにクオリティや仕事の割り振りなど”管理する”と言うのはプログラミングなどと同様、一種の特殊スキルだと思います。
優秀なアーティストでも管理能力がなければスーパーバイザーになれません。ところが日本の場合はえてして、優秀なアーティストが管理職(スーパーバイザー)になる傾向が強いと思います。必ずしも優秀なアーティストが管理能力も兼ね備えているとは限りません。
考えて見てください、いくら優秀なアーティストでも、管理能力のない人の下で働くことを。。。
考えるまでもなく、チーム運用やスケジュールの破綻に始まり、しいてはプロジェクト自体も悲惨な物となるでしょう。

※1・・・日本の場合、スーパーバイザーはクオリティを管理するだけでなく、他のアーティストと同様に自分の実務をこなしつつ、他人のスケジュール、仕事の割り振りなどもこなさないといけないので、同じ役職でも業務の内容が異なるので、一概に比較は出来ません。
※2・・・ここで僕が言う優秀なアーティストというのは、実務技能に優れたアーティストという意味です。

そういった意味で、色々な物を年齢で制限するのは、非常に馬鹿げているし、ナンセンスだと思います。

次に感じたのが職種に対する具体的な条件の提示です。
海外プロダクションの場合、多くが募集職種に対して、必要な経験、技術、知識を明確に提示してあります。
最近の日本のプロダクションの募集要項を見ても、それほど変らなくなってきた気もしますが。。。一応紹介。

DNEG、MPC、Weta、Lucas Animation の募集要項を見てみると
http://www.dneg.com/jobs/modeller_197.html
http://www.moving-picture.com/index.php/recruitment/93-recruitment-senior-modeller.html
http://www.wetafx.co.nz/jobs/
https://www.lucasfilm.apply2jobs.com/ProfExt/index.cfm?fuseaction=mExternal.showJob&RID=2446&CurrentPage=1
かなり事細かに必要な経験、スキル、知識について明記されています。

応募する側にしてみれば、そのプロダクションがどういった経験、技術、知識を持ったアーティストを必要としているのか?
どういった条件を満たしていれば、採用される可能性があるのかを読み取ることが出来ます。

大きな違いとしては、この2点に尽きると思います。
他に違いがあれば、詳しい方、フォローお願いします。

今回は年齢のことについて少し触れましたが、次回は、なぜ海外プロダクションは採用するに当たって年齢が関係ないのか?
採用する際に、どういった仕組みでクラス、給与が決められるのかを、簡単にですが紹介したいと思います。

2010年8月2日月曜日

【仕事】 明日から東京滞在

明日から東京滞在です。数日間ですが、いくつかのスタジオ、専門学校を訪問させて頂きます。
色々な方と情報交流できれば思っています。また、スケジュール的に今回の東京滞在ではお会いできない人も多々居ますがご了承ください。

それでは、明日から東京滞在、スタジオ見学、情報交流会を楽しみにしています。

Eiji

あと補足ですが、アクオスのTVCMで”Legend of the Guardians”が登場しています。
http://www.sharp.co.jp/aquos/

宣伝までに(笑

2010年7月24日土曜日

【その他】 無事に第二子誕生しました。

TwitterやFacebook、mixiでは報告させていただきましたが、7月21日午前11時59分に第二子が無事に生まれました。母子共に健康です。

これで休暇中の最も大事な行事が無事に終了しました。正直、ほっとした気持ちでいっぱいです。
出産が無事に終わったので、これからは本格的に転職先のリサーチとApplyをして行こうかと思っています。

現在Apply中の会社へのコンタクト、Applyしていない新しい会社へのコンタクト、デモリールの更新、東京滞在中の情報交流会の資料、データ作成などなど。
育児も含めて、やることいっぱいですが家族も増えたし、今まで以上に頑張って行かないとなっという気持ちです。

しかし、女性って本当に凄い!!!っと今回の出産で思い知らされました!だって、新しい生命を生むんですよ!!!
実は今回がはじめての出産立会いだったんですが、生まれた瞬間は思わず涙がホロリっと出てきました(笑
(長男の時は、妻の実家で出産したので立ち会わず)
自分では、けっこう冷静だったと思うのですが、さすがに生まれた瞬間は体の中から何かこみ上げてくる物がありました。

いや~、ほんと女性は凄い!です。