まずは、カンファレンスでは多くの方に来て頂き、本当にありがとうございました。また、カンファレンスに協力してくださった運営の皆様、スペシャルゲストとして、登壇していただいた帆足さん、鈴木君、皆さんの協力のもと非常に有意義な1時間だったと思います。
さて、補足と言うことで色々と書き足さなければならないのですが、まず僕がこのカンファレンスを通じて伝えたかった物は以下の3つです。
- プロダクションフローにおけるモデリング作業の一般的な流れ
- モデラーに求められるアート、デザインの重要性
- モデラーに求められるテクノロジーの知識や技術の重要性
この3点をまずは伝えたかったと言うのが一番にありました。特に今回私が最も伝えたかったのはアートとテクノロジーの重要性です。 私はどうしてもテクノロジーの分野が得意なので、話がそちらに偏りがちなのですが、CGにはアートという側面もあり、テクノロジーという側面もあります。CGの進化はテクノロジーの進化なくして語る事ができません。
しかし、アート、デザイン、見栄えという点で、キャラクターや背景に魅力がなければ、元も子もありません。逆にいかに魅力的なデザインだったりキャラクター、背景であっても、レンダリングして絵に出来なければ、結果は同じです。
CGで求めらるのは、こういったアートやデザインの知識と技術と同様に、テクノロジーに対する知識や技術も同様に必要になり、どちらか一方だけでは成り立ちません。私が今回のカンファレスンで伝えたかったのは、そういう部分です。そう言う意味で、私よりもアートやデザインのセンスに秀でたお二方にゲスト登壇してもらいました。
そして、今後のモデラーに求めらるスキルとして、デザインできる能力というのは非常に重要になってきます。カンファレンスでも紹介しましたが、全ての情報がそろった状態で作業を始められることはほとんどありません。与えられる情報を繋ぎあわせて、自分で解釈し、自分でデザインする事が今まで以上に求められます。また、今後はモデラーという域を超えて、テクスチャーやシェーディングの知識もモデラーには求められることになります。シェーディングの知識=レンダリングの知識に直結します。また、時にはマットペイントの知識や技術も必要になってるでしょう。
今後、CGを生業としていくうえで、ワールドスタンダードで戦うなら、個人のジェネラリスト化と言うのは避けては通れない道だと思います。
もちろん各部門により、よりスペシャリストが求めらる部門もあれば、よりジェネラリスト化する部門も出てくると思いますが、ソフトウェアの発達により、全体的にジェネラリスト化の傾向にあります。
そして、今後は今まで以上にアートやデザインの知識、技術が求められますし、テクノロジーにおいても同様です。今回のカンファレンスでは、CGはアートとテクノロジーのバランスが大事ですということを伝えたかったのですが、僕の話し方、伝え方の不味さもあって、テクノロジーの話が先行しがちだったので、この場をかりて補足とさせて頂きます。
最後に、登壇にご協力頂いた帆足さん、鈴木君!本当にご協力感謝です!ありがとうございました!!!
写真は最後に会場の皆さんと記念撮影!!!
※また、会場で質問できなかった皆様、質問はメールフォームより受け付けております。お気軽にメールフォームよりご質問ください。
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