2010年7月16日金曜日

【CG】 Regend of Guardiansのちょっとした小話

前回のブログで”パイプラインは財産の積み重ね”を予告していましたが、ALで公私共々お世話になったJack松本氏こと松本憲明氏のインタビュー25today.com(オーストラリアの日本コミュニティサイト)で掲載されましたので、予定を変更して、Guardiansに関する談話を少しだけ紹介したいと思います。

以前のブログでも紹介しましたが、ALで働いている日本人は僕を含めて4名だけです。松本氏はそのうちの一人です。
僕と松本氏が知り合ったのは、ALで働いてからですが、実は僕は松本氏の存在をAL入社前から知っていました。
鍋潤太郎氏の海外就職セミナーで、ALに知り合いの日本人が居ると鍋潤太郎氏から聞かされていたからです。
入社後すぐに松本氏にメールを出し、何度か食事をしてからは数少ない日本人と言うこともあり、家族ぐるみでお付き合いさせて頂きました。

松本氏はインタビューでも紹介されていますが、VFX TDとして現在もALで活躍されています。
(Guardians終了後は、数ヶ月の間シドニーで滞在、その後、アメリカに戻り再びアメリカのプロダクションで働く予定だと聞いています。)

こちらの記事で紹介されている会議室のイメージですが、実はこのイメージのモデリングは日本人モデラーのShigeki Ao氏がモデリングを担当し、TexturingとSurfacingは僕が7割~8割程度(中心部の木とキャラ以外のすべて)を担当し、VFXは松本氏が担当した、まさに日本人リレーのシーケンスなのです。
残念ながらLighting担当者に日本人がいなかったので、全てを日本人で完結することは出来ませんでしたが。。。。


このシーケンスはトレーラーでは数秒しか見ることが出来ませんが、本編では主人公たちのフクロウがお互いの意見をぶつけ合い、討論し合うという重要なシーンです。本編では10分弱程度、このロケーションで討論されているはずです。
そのような重要なシーケンスを日本人でリレー出来たという事は、本当に素晴らしいことだと思っています。
個人的には、今後世界中のプロダクションでこのような日本人のリレーが頻繁に見られるようになれば素晴らしいっと思っています。

ちなみにモデラーのShigeki Ao氏ですが、ALで一番最初に仕事を一緒にさせていただいたんですが本当に優秀な方でした。メッシュの分割も綺麗で、とにかく作業スピードが速いです。僕自身モデラー出身ということで、モデリングに関する知識、技術は持ち合わせているつもりでしたが、海外で働いているモデラーさんはとにかく作業スピードが速い!っという印象を受けました。僕自身、それほど作業スピードが速い訳ではないので、なおさら作業スピードが速い方は尊敬します。

そして、最初に仕事をしたShigeki Ao氏のモデルの出来が素晴らしかったために、その後一緒に仕事をした外国人モデラーが作ったモデルが酷すぎて(不正ポリゴン、多角形、めり込み、ホールあり、まさに不正のオンパレードモデル)悲惨な目にあった記憶がブログを書いていて蘇って来ました。。。。。
外国人の方はそんなに気にしないんですかね?メッシュの割りとか?それとも、たまたま僕が担当したモデルだけが、そんな酷いモデルだったのでしょうか。。。。。。。

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