2010年7月8日木曜日

【質問】 質問にお答えします! その8

28.テクスチャと言いますと、扉や、服の模様、ロゴ、デザインなども含まれると思います。私は、デザインを考えるのがとても苦手で、困っています。Surfacing Artistというお仕事には、質感だけではなく、そういったデザイン面も含まれるのでしょうか?
映画の規模や予算、プロダクションなどによって異なると思いますが、ALの場合はアートチームが詳細なデザインやイメージボードを描いてくれていたので、細かいデザインを考えるよりは、デザイン画を忠実に再現させる方に労力を割きました。
質感に関しても、ある程度アートチームからのリファレンスを参照するように指示が出るので、自らがデザインするということはほとんどありませんでした。
ただ、ロゴ、衣装、模様などはデザイン画を元に再現しますが、木や石、岩肌などはある程度、自分なりの解釈とイメージを持って作っていく必要がありました。
また、主要な物以外は、デザイン画が無いケースもあるので、そういった物は自分でデザインする必要がありますが、そういった物は極わずかでした。

29.もしそういったデザインをする上での注意点、アドバイスなど頂けると嬉しいです。また、日本と海外での、デザインに対する考え方の違いなどもありましたら、宜しくお願いいたします。
デザインするにしても、やはり実際の物でリファレンスとなるような物を自分で見つけて、参照する必要があると思います。ゼロからは何も生み出せないです。何かしら自分のイメージを膨らませるような写真なり、資料集なりを参考にすると良いと思います。
デザインの考え方の違いについては、ちょっとわからないですね。。。。申し訳ないですが(^^;

30-1.質問なのですが、海外の視点から見て、今後中国の映像業界はどう発展していくと予想していますか?
個人的には、今後発展はしていくと思いますが、現在のところは未知数だと思います。幾人かのアーティストがALでも働いていましたが、中国人は極僅かでした。どちらかというと韓国人の方が多いかもしれません。
今後発展していくかもしれないし、衰退していくかもしれないし。。。僕には正直わかりません。

30-2.また、現在の中国の映像業界をどのように感じていられるでしょうか?
幾人かの中国人アーティストがALで働いているのは知っていますが、業界全体のことに関しては、まったく知りません。。。申し訳ありませんがお力になれるようなアドバイスは出来そうにありません。
ただ、今後発展していくのでは?っと勝手に推測しています。

中国についての質問。。。難しかったです。中国で実際に働いている友人がいないので。。。詳しいことはほとんどわかりません。。。申し訳ないです。

3 件のコメント:

  1. 中国についてですが、
    基本的には下請けの会社が多いようです。
    国に敏感そうなタイトルだと審査が通らないので、もちろん発売や上映も出来ません

    企業の規模としてはかなり大きな会社(2000人超えの会社も存在する)と数人しかいないスタジオとのバラつきがとても大きい

    作業時間には、大企業にも中小のスタジオにも日本とあまり変わらない感じ、サービス残業の日々です。そして給料は極一部のところを除いて(月は15万円~25万前後貰える)、他の所には月給大体日本の4分の1もしくは5分の1(5万~10万)、上海や北京みたいな大都市で暮すにはかなり厳しい金額です。

    以上の内容はHKやMacaoに適用されません。

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  2. 中国は上海にTechnicolor社からオファーがあり、、一度面接する事になってましたが、、お断りした事があります。
    http://www.technicolor.com
    世界的に有名な会社ですが、VFXスタジオのイメージがないので、、本当に良いのか?分かりませんが、給料はそこそこ良かったです。
    5年前以上のお話ですが。ご参考までに。

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  3. >AKS
    フォローありがとうございます。2000人以上の規模のスタジオが存在するんですね。。。意外でした。
    しかし、給料面に関しては、物価の違いもあるのでしょうが、少し厳しいですね。
    ただ、人口も多いし、今後は発展して日本の脅威になるのでは?っと勝手に思ってたりします。

    >Kojiさん
    うお!HP見ましたが、相当有名なCMとかやってますね!
    こんな会社が中国にあったんですね。。。知らなかったです。
    個人的には今後はインド、中国に注目していきたいですが
    働きたいか?っと言われると微妙ですね。。。なぜだろう。

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