今日は川崎の109シネマズで「Legend of the Guardians(邦題:ガフールの伝説)」見てきました。
実はFinal version見るのは、これが初めてでドイドキしながら映画館に行ってきました。
そして、自分が担当したショットで背景やら岩山やらが出てきた時は、本当に感動しました。
自分の作った物が、スクリーンに映し出されるんです!本当に感激です!
エンドクレジットで自分の名前を見つけたときの感動は、今でも忘れられない!!最高潮!!!
あ~~、本当に無事に終われてよかったです。
Animal Logicには社内にレビュー用のシアターがあって、そこで月に1回程度の割合でラッシュチェックするんですが
実は僕がシドニーを去る頃に見たラッシュは半分強ぐらいしかApproveされてなくて、本当に大丈夫か!?
って思うぐらいだったんですが、全編通して非常にハイクオリティなルックに仕上がってました。
TurnTableとかで見る質感は、少し物足りない、しょぼい感じでApproveされるんですが
見事にLithing Artist兼Compositerの方のおかげで、ビックリするぐらいカッコいい仕上がりになってます。
(Feature Animationって事で、実写合成がなかったので、今回のプロジェクトに関してはLighterがCompoも兼任する形で制作が進められました。)
ま~、あえてそういう少し物足りない自然な感じのlightingで質感を一する事で、全体のクオリティを整えているんですが。
無論、surfacerはその当りを心得ているので、無理にコントラストつけた様なTextureやShaderSettingをせずに、自然な感じになるように仕上げてましたけどね。
でも、実はこういうコントロールは、アーティスト個人というよりもスーパーバイザーの仕事なんです。
今回の映画はストーリーがかなりファミリー層向けに作られているので、玄人向けとはいかないですが
ぜひぜひ、劇場であのフクロウたちとの滑空感を家族で味わってきてほしいです。
ストリー、映画全体の構成は「ヒックアンドドラゴン」に及ばないですが、飛行シーンや
ルックのクオリティは、自信を持ってオススメできます。ただ、ちょっとリアルすぎて気持ち悪いかも。。。
って思うぐらいリアルに作られてます。特にキャラモデラー、クリーチャーアーティストの方は必見です。
お仕事関係者、業界関係者の方、まったく関係ない方も!ご家族で劇場に足を運んで、ぜひ「ガフールの伝説」を楽しんできてください!!!!
※日本でそれほど、人気が出るとは思えないので、ぜひぜひ3D公開している間、お早めに劇場へ足を運んで頂けると嬉しいです。
見に行こうと思ったら、終わってた????っていう可能性もあるので外国映画は。ぜひぜひ、お早めに劇場へ足を運んで下さい。よろしくお願いします。
こんにちは
返信削除いつも楽しく拝見させてもらっています。
制作者の方にこんな事聞くのはアレな気がしますが、
この映画も他の映画も含めて、3Dで見る価値はあるのでしょうか?
気が向いた時にでも答えてもらえたら幸いです。
>Jinさん
返信削除>この映画も他の映画も含めて、3Dで見る価値はあるのでしょうか?
僕個人的には3Dで見る価値はあると思いますよ。レイアウト、カメラワーク、演出含め、立体視することを前提に考えて作っていますから。2Dで見るより3Dで見たほうが、より映画を楽しめると思います。
ただ、これも僕個人的な意見ですが、立体視は一時的な流行のような気がします。なので、今後も現在のような立体視映画が流行るか?とうい事は不明です。
現状は立体視映画の方が人気があり、興行的に成功しやすいという程度の事だと思います。
そのため、無理やり後処理をした3D映画や3Dだから売れるだろうっと言う安易な理由で立体視化する映画も多いと聞きます。
ヒックアンドドラゴンやGuardiansの用にはじめから、3D立体視を前提としてる映画は、やはり3D見ていただいた方が、個人的には楽しめるかと思います。
ま~~、でもやっぱり映画は物語が駄目だと売れないのですが。。。。(^^;
お忙しいところ丁寧な返信ありがとうございます。
返信削除個人的には3D映画が嫌いなもので、理由として
周りの人が騒ぐほど3Dで見てもすごさがわからないとか
メガネがうっとうしくて映画に集中出来ないというのが一番ですね(^^;
(ただIMAX 3Dで見たことが無いのでどれほどのものか見てみたいのですが、地方なので難しいです(^^;)
>レイアウト、カメラワーク、演出含め、立体視することを前提に考えて作っていますから。
なるほどそう言われると3Dで見た方が良さそうですね。
3Dでチャレンジしてみようと思います。
ありがとうございました。
こんにちわ。いつもオーストラリア就職情報を参考にさせていただいております。
返信削除「ガフールの伝説」あまりに美麗な映像で驚きました。IMAXで観て良かったと思ったのは「ヒックとドラゴン」以来です。特にあの驚異的な羽毛はどのようにつくられたのか、どのような手順でサーフェイシングが行われたのかとても興味があります。もしこのブログで紹介していただけると有難く思います。
よろしくお願い致します。
>jinさん
返信削除ぜひぜひ、一度見てください。
メガネは確かにうざいですね。。。(^^;
楽しんで頂ければ嬉しいです。
>匿名さん
僕自身はハードサーフェーサーなのでキャラに関しては一切関与していないので、詳細はわかりませんが(^^;
(キャラと背景でモデラー、サーフェーサーは別れています。)
インハウスでフェザーシェーダーと言うのがあったので
それを使用しているのだと思います。
その他にもキャラクターに関しては色々と分業してます。
北田様
返信削除質問のご回答ありがとうございます。
> キャラと背景でモデラー、サーフェーサーは別れています。
確かにそうですね。このブログでも、「ハードサーフェーサー」をやっていらっしゃるという記述があったような気もします。曖昧な記憶につき、見当違いの質問でした。
> インハウスでフェザーシェーダーと言うのがあったので
ウェブ上のメイキング記事 www.awn.com でも大掛かりなフェザーのR&Dが行われたと言う話が載っていました。特に衝突判定とか考えただけでも大変な作業だったと思いますが、それだけに労力をかけたかいはあったのではないでしょうか。自分もオーストラリアで素晴らしい作品に携われるよう、努力したいと思いました。
>匿名さん
返信削除衝突判定は本当に最後の最後まで上手く行かなかったみたいですよ。
その頃は、僕は日本に帰国していましたが、ALに残った友人談では、相当シュミレーションが大変だったし、手修正もしたそうです。
オーストラリアは本当に環境もいいですし、仕事も楽しいと思います。
オーストラリアで働けるように頑張ってください。