さて、今回も僕のRootsについての続きです。プロジェクトが変わったことで、僕を取り巻く環境も大きく変わりました。FF12までは教えてもらう立場だったのが、FF13を経てプロジェクトが変わり、教えてもらう立場から自分が教える立場に変わっていきました。
この時「腐ってても自分が損するだけ出し、誰にも良い事はないよ。」っと言ってくれたのはP先輩でしたね。それからですね、僕の気持ちが再び奮い立ったのはw
そして契約形態も契約社員から正社員へと変わったのも、この時期だったと思います。
そんな中、僕が新しいプロジェクトに携わる前に、僕の概念、考え方を大きく成長させてくれたイベントが行われました。林隆之さんのTexture講座(名前はうる覚え。。。)です。この林さんの講座を聞いて、僕のモデリング、テクスチャーに関する考え方、概念は大きく成長することが出来ました。実際に自分でも目に見えてモデリングやテクスチャーのスキルが向上したのがわかったほどです。この講座(林さんと一緒に仕事をしなかったら)が無ければ、今の僕は無かったかもしれません。それほど僕にとって有意義な講義でした。
そんな林さんの講座を受けて、しばらくしてからのことです。帆足剛彦さん(PicaPixsels)と一緒にPhotoShopWorldという、Addbe主催のイベントでPhotoshopの使い方について、講演することになったのです。これは林さんの教えを多くの人に伝えるチャンスだ!!っと僕は思いましたねw
そんな林さんの教えを受け継いだ(受売り)TIPSがこちらです。
Texture Mapping 基本編
Texture Mapping 応用編
この時、帆足さんとはすでに面識も交友もありましたが、VWで実際に仕事で絡むことはほとんど無かったので、今考えるとスクウェア時代に一緒にやった最初で最後の仕事かも知れないですね。
帆足さんは僕と同じ職種のモデラーでしたが、僕とは正反対のタイプといって言いと思います。同じメカ好きではあるのですが(笑
僕はどちらかと言えば理詰めで仕上げていくタイプなんですが、帆足さんは自分のセンスと経験で仕上げていくタイプでしょうね。僕は芸術的なセンスという部分では、人並み程度だと自己分析しているので、こういったセンス溢れるモデラーさんというのは初めてでした。それだけに今でもモデラーとして尊敬できる良い先輩。同じ妻子持ちでもあるし、色々と公私共にお世話になってます。
そして、もう一人VWにメカ好きなM先輩という人が居て、この先輩の作るモデルも本当に半端ない!鈴木卓矢くん(現Blizzard)の師匠にあたる人なんですが、このM先輩からも僕はモデラーとして多大な影響を受けましたね。
P先輩、M先輩、林さん、帆足さんこの4人と仕事、交友を持てたことで、僕のモデラー、テクスチャーアーティストとしての基礎が築かれて行きました。
また、僕がここで最初に携わったのは、FF13Versus(開発中未発売)のプリプロダクションでした。このプロジェクトのモデリングセクションはP先輩がスーパーバイザーで僕がリードというポジションでした。このプロジェクトのモデリング、レンダリング周りののプリプロは、当時、ほぼ二人だけの作業でしたね。
この時、別にFF7ACCというプロジェクトも走っていたのですが、僕と先輩はプリプロをやりながら、FF7ACCをサポートするような形で仕事をしていました。
今思い返せば、この時期が一番楽しく、僕がVWで充実していた時期かもしれませんね。。。。
そして、この時期に僕はもう一人忘れてはいけない人物と出会います。おそらく、この人との出会いが無ければ、僕は海外就職を考えなかったかもしれません。。。そん人物との出会いは、また次回♪
本当は最終回にしたかったんですが。。。やはり僕のVW時代を語るには、3部では少なすぎました。。。なので、次回こそ!最終回!!の予定は未定wをお楽しみに♪
次回は僕が結婚、出産を経て、どう考え方が変わり、VWを去る決意をし、海外就職をなしえたか???その辺について紹介したいと思います。
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