さて、今日は僕が今現在、勤めているシドニーのDr.D Studiosについて紹介したいと思います。
Dr.Dは2008年に設立されたばかりの新設プロダクションで、最もオーストラリアで成功した監督と言われているジョージ・ミラーが設立したプロダクションです。
http://www.drdstudios.com/
ジョージ・ミラーの代表作としては、マッドマックスシリーズやベイブシリーズ、Happy Feet(2006年オスカー獲得)などがあります。
今現在、Dr.DではHappy Feet2の制作をメインに約300人弱のスタッフ(うち日本人計4人、3月から計5人)で作業が行われています。
オフィスはシドニーの中心地から少し離れたKingsCrossにある”Metro Theater”とRedfernにある”CarrageWorks”の二つのオフィスに別れて作業しています。
Metro Theaterは昔の映画館を改装して作ったオフィスで、内観、概観共に特徴的な形をしています。
Carrage Worksは昔の電車制作工場を改装して作られたオフィスで、概観は昔のままに、内装を改装したオフィスです。
来月、再来月にはCarrageWorksに全スタッフが引越すので、実質的にMetro Theaterは来月か再来月には閉鎖されることになると思います。
http://www.drdstudios.com/content/contact-us
基本労働時間は9時始まりの18時終わりの9時間が基本で、昼食1時間の休憩を挟みます。
(現代時点では遅くとも19時には、ほとんどのスタッフが帰宅してしまいまが、ピーク時には、もう少し残業する必要が出てくるかもしれません。現在のところ詳細不明)
パイプラインやワークフローについて、詳しくはご紹介できませんが、、、、(NDAの関係で)
というか、まだ働き始めて1週間が経過しただけなので、全貌がまったくわかりません(^^;
メインソフトはMaya、Houdiniを軸に、レンダリングは3Delight、コンポジットはNukeという感じです。
作業環境に関しては、分業制を軸に、Layout、Modeling、Surfacing、Rigging、Animation、CharacterFX、VFX、Lighting、Compo、R&D、というように他の海外プロダクション同様に細かく分業しています。
また、各デパートメントはスパーバイザー、リードがクオリティの管理を行いつつ、TD、TAが技術的なサポートをし、コーディナイターがスケジュールの管理を行うと言う、オーソドックスなスタイルです。ただ、現状だと全体の人数に対して、TD、TA数が若干不足しているように感じます。私見ですが。
映画の公開自体が11月18日ですので、これから作業はピークを迎えることになると思いますが
取り残されないように頑張ってついていければっと思う次第です。
また、劇場公開された時は、ぜひぜひ劇場に足を運んで頂ければと思います。
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