結局、金曜日から土曜日の夜まで会社にこもりっきりでした。こんばんは。
さて、予告していた通り、今日は質問に答えるコーナー4回目です。今回の質問もなかなか海外就職を目指す人には参考になるのではないでしょうか???
14.採用が決まってから仕事が始まるまでの間に、引越しや書類関係の手続き、会社関係の事など、色々とやる事があったと思いますが、どの様なスケジュールでこなされたのですか?
僕の場合は相当余裕がなかったですね。初めてのコンタクトから電話面接を行うまで1ヶ月の待ち。
初めての電話面接が終了して2回目の電話面接までが約2週間の待ち。その後1ヶ月待って3回目の電話面接で、契約の具体的な内容が決まり、3日後に正式オファー。
正式にオファーをもらったのが9月末。契約書にサインしたのが10月1日でした。
海外プロダクションの多くは、応募してもすぐに反応はないと思います。早くて数週間後、遅くて数ヵ月後とかにようやくコンタクトをとれると言うのがほとんどだと思います。
もしくは応募したけど、何も音沙汰なしでフェードアウト、自動転送メールが来て終了。というケースもめずらしくないです。
もし応募して、すぐにリクルーターからのコンタクトがある場合は、脈ありと見て良いと思います。
実際のところ、僕は契約までにこぎつけるのに3ヶ月~4ヶ月。その間は、電話面接以外は待ちが基本です。契約してから働きだすまでが1ヶ月でした。
契約書にサインしてから1ヶ月でVisaのための必要書類、手続き、海外への引越し作業などすべてこなしました。
実際、前の会社を退社したのが10月末日だったのですが、11月4日にはシドニーへ行って家を探したり、色々な手続きをしたりしながら、11月9日からはALで働き始めてました。
今思うと、本当に必死でしたね。10月末に仕事辞めて、その後は11月の1週目にはシドニーで働き始めてましたから。
幸いシドニーには日本人で僕の知り合いが滞在していたので、週末に車で家探しを手伝ってもらったり、色々とサポートしてもらいました。
その後、2週間ほどで家が決まり、家具や必要物品を揃えて、生活ができるまでに1ヶ月ほどかかりました。家族をシドニーへ呼び寄せたのは12月に入ってからですかね?子供も小さかったし、僕も妻も始めての海外生活だったので、すべてが大変だったという記憶しかありません。
本当に落ち着いて住めるようになるまで2ヶ月ほどはかかりましたね。
僕の印象としては、契約書にサインするまでも大変ですが、契約書にサインしてからの方がもっと大変です。Visaの書類、海外引越し、現地での家探しなどなど問題は山積みでしたから(^^;
なれない環境、なれない言葉など、自分が思っている以上に順応するのに時間がかかりましたね。
15.VFX artistというのは、煙や爆発、水などをつくるエフェクトアニメーターの事でしょうか?VFX Artistについてもう少し詳しく教えて下さい。
その通りです。世界で人材難な職種と言われています。 またプロダクションによっては火チーム、水チーム、煙チームなどに分かれて仕事をしているプロダクションもあります。逆に色々なエフェクトを一人でショット単位でこなすプロダクションもあり、仕様は様々です。
専門外なので、あまり詳しい事は言えませんが、海外プロダクションの多くはHoudiniと言うソフトを使用しています。特に最近はHoudiniTD募集やHoudini経験者優遇、Houdiniに限定した募集などもでてきています。もちろんHoudiniだけではなく色々なソフトを使用してエフェクトは作られています。
中には流体シュミレーターなど独自でソフトウェアを開発しているプロダクションもあります。
個人的に他の職種に比べて、VFXと言うのはかなりな特殊職だと思っています。
さて、今回は就職にいたるまでの経過、VFXartistに関しての質問でしたがいかがでしょうか?
VFXartistに関しては、専門外なのであまり詳しくはお答えできませんでしたが、詳しい方がいればフォローお願いします。
次回は”生産性(ワークフロー、パイプライン)と創造性(アーティスティック、クリエイティヴィティ)”について紹介したいと思います。
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