2010年6月27日日曜日

【質問】 質問にお答えします! その7

ふ~~、引越し作業も落ち着いたし、無事に2回目の面接も終わったのでブログ更新。
本日は質問シリーズ第7回目です。今回の質問はバリエーションに富んでますね。
それでは質問に答えさせていただきます。

23.就職、転職などにおいて、企業によって見る部分は全く違うと思います。スキル、人間性、過去に携わってきた作品などなど。北田様が海外への転職活動をされるにあたって、あちら(AL)側の企業の方が最重要視したされていたこととは何だったと思われますでしょうか?
僕が実際に採用側の人間ではないので、これは推測ですが、人間性ではないと思います。なぜなら海外プロダクションの多くは海外から人材雇用する場合、電話面接になります。数回の電話面接で人間性を把握するのは難しいでしょう。
(シーグラフや海外プロダクションのリクルーターが各国を回って行うJobフェスタなどを除く場合)
だから、僕が評価されたのは、やはり以前の会社での経歴、仕事の内容、作品が評価されたのだと思います。
人間性などは、やはり一緒に働いてみないとわかりませんから。ただ、一度一緒に働いて、人間性が評価されれば、次につながる可能性は非常に高くなります。新しいプロジェクトが始まるときに再度お呼びがかかるかもしれないし、一緒に働いた仲間が会社を紹介してくれたりもします。

24.海外でも日本のゲームは有名なので、SQUARE-ENIXに勤められていたこと時に携わった作品なども大きく影響していたりするのでしょうか?
これは非常に大きな影響があったと思います。特に僕のデパートメントのスーパーバイザーがFF好きということもあり、僕にとっては非常に幸運な出会いだった言えます。
電話面接の際も、質疑応答以外で話題を持てたことは、採用に向けて大きな影響があったっと思います。
日本のゲームメーカーは海外でも非常に評価が高いです。採用する側にとっては、日本の有名ゲームメーカーで働いていたことは一種の保障になるのかもしれません。

25.個人で自主制作などされた作品の方も技量を測る上での参考になされたのでしょうか?
参考にされていると思います。仕事というのは基本的にグループ作業です。仕事の作品だけでは個人の技量をはかるのは難しいでしょう。
もちろん職種によっては、仕事の作品だけでも十分に技量をはかることはできると思いますが、僕のような背景屋は、複数人で一つのロケーションを作ることが多いので、仕事の作品を見せるときは、自分が何処をどのように担当したか?を詳細に相手に伝える必要があります。
そういう意味で、個人作品は相手に自分のスキルを見せるための好材料にはなると思います。

26.キャラクターアニメーターを目指し、海外進出を考えています。そこで、次のステップアップのために国内ゲーム会社を次のステップにっと考えています。その反面、ゲームから映画に職がえするのは難しいと聞きました。実際のところはどうなんでしょうか?
僕はリアルタイムレンダリングの経験がないので、具体的に答えるのは難しいですが。。。
確かにゲーム(リアルタイム)から映像、映画(プリレンダー)に職変えするのは難しいという話を聞いたことがあります。
僕自身は、最終的に映画の仕事を将来的にやりたい!っと思っていたので、就職先を選ぶ時もリアルタイムは選択肢にありませんでした。とにかくプリレンダーを主にしている会社を探した記憶があります。
最終的に自分が映画の仕事をしたいと思うのであれば、やはり映像プロダクションか、映像部門を専門に持ったゲームメーカーへの就職、転職が海外への近道な様な気がします。
逆に海外ゲームメーカーを目指すのであれば、国内ゲームメーカーへの転職が近道のような気もします。
最終的には、自分が何処を目指すか?によって次のステップを考えられてはいかがでしょうか?
ちなみに、ALで僕のデパートメントにリアルタイム出身者は居ませんでした。他のデパートメント(アニメーターやライティング)にリアルタイム出身者がいたかどうかは不明です。
この辺は海外で働いている方で、詳しい方が居ればフォローをお願いします。

27.海外就職を目指しているのですが、国内の会社では、どのような傾向の会社に入社すれば、海外へ就職するための基礎力が身につきますでしょうか?私はかねてからFXに興味があり、北田さんのブログに描かれていた『VFXは特殊で、人手が少ない』というのを目にし、VFXを専攻しようか考えております。
どういった会社に就職するのが海外転職への基礎力が身に着くのかは、正直僕にはわかりません。
特にVFXとなると僕の専門外なので、なおさらです。。。(^^;
ただ、やはりVFXは少し特殊だと思うので、分業制をしいてる会社を探すのがよいのではないでしょうか?
分業制だとVFXに特化した仕事ができるので、VFXアーティストを目指すのであれば、専門的に勉強した方が良いと思います。

今回は専門外な質問が多かったので、うまく答えられたかどうかわかりませんが、参考になれば幸いです。

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