さて、僕のALとの契約も残るところ2週間を切りました。仕事の方は少し落ち着いてきましたが、まだ完全に終わったわけではないので、何かとバタバタしてます。
E3の話題に触れるかブログのネタに迷ったんですが、仕事が忙しいのもあって、あまりE3に関しては情報が集められなかったので、帰国までの間に、僕のシドニーでの初めての海外武者修行を4、5回にわたって振り返ろうかなっと思います。
第一回目は、初めての海外生活について紹介したいと思います。
多くの人は海外旅行はあるけど、実際に海外で家を借りて生活するのは初めてだと思います。僕もそんな一人でした。正直、英語の喋れない僕が海外で生活できるのか?仕事できるのか?家族を養っていけるのか?色々な事が不安でした。
特に僕の場合は生後8ヶ月の子供を伴っての、初めての海外だったため、本当に色々なことで戸惑いました。
日本ならすぐ出来る事も、こちらでは言葉の壁、文化の違いなどあり、はじめのうちはほとんどの事が上手く行きませんでした。そんな教訓を生かすために、海外生活に向けて、まず何をはじめにしないといけないか?ざっくりと紹介したいと思います。
-海外引越のための準備
-Visa取得のための書類集め
-現地での口座開設
-現地で携帯電話取得
-現地での家探し
-現地での水道高熱会社との契約
-家具、家電の購入
大体、上記に挙げたことがすべて完了すれば、何とか普通の生活を送るための準備が整います。
-海外引越しの準備
基本的には、国内の引越しと同じですが、国によっては持ち込めない物(特にペット、穀物の種子など)があるので、引越しの際には十分注意する必要があります。大体は海外引越し専門の業者であれば、詳しいと思うので、見積もりを出す際にでも確認する事をオススメします。
また、海外引越しには船便、航空便がありますが、ほとんどの方は船便を利用する事になると思います。船便は航空便に比べて安く、多くの荷物を運ぶ事が出来ます。反面、航空便に比べて時間は大幅にかかってしまいますが、おそらくこの段階では、現地での住所も決まっていないので、船便で問題ないかと思います。ちなみに、船便での引越しの場合、行き先にもよりますが現地に荷物が到着するまで1ヶ月~3ヶ月程度必要になります。
また、勤める会社によっては引越し費用をいくらか負担してくれる会社もあるので、それも電話面接などの際に確認すると良いと思います。
(ALの場合はVisa取得費用全額、引越し費用、飛行機代を含めた上限A$6000を補助してくれました。日本円で50万弱でしょうか?あと家が見つかるまでの間のホテル滞在費2週間分も会社が負担してくれます。正直、この金額では片道の飛行機代と引越でなくなります。帰りは全額自腹で帰国する必要があります。)
補足:生活家電、家具、車などは、まず持っていくことが出来ません。持っていくと莫大な費用がかかります。引越しは必要最低限の物だけを持って行って、現地で購入する事になると思います。
-Visa取得のための書類集め
これは国によって、提出書類が違うので、一概にこれが必要というのは難しいですが、注意したいのは大学、もしくは専門学校などの最終学歴の卒業証書です。紛失してる方もいると思いますので、そういう方は再発行の手続きを早めに取っておくと良いと思います。
また提出書類荷関しては、国によっては英訳して提出する必要があるので、もし英訳が必要な場合は多少お金がかかりますが、翻訳業者などを使うとより確実です。
-現地での口座開設
現地に到着したら真先にやらないといけないことですね。現地の銀行に直接行って、口座開設するのも一つの手ですが、会社から特に銀行の指定が無い場合などは、日本にも勤め先にもある外資系の銀行で、あらかじめ日本国内で口座を開設していくと、いくらか現地での手間が省けます。
ただでさえややこしい手続きを英語ではなく、日本語で行えるので、精神的にかなり楽です。
-現地での携帯電話取得
これは家を借りる時や、現地の銀行などから緊急の連絡を受けるために必要になります。不動産会社によっては、電話連絡できない人には、賃貸してくれないケースもあるので、必ず携帯で取得するようにして下さい。海外ではプリペイド式の手軽なものから、レンタル、月額契約の物まで様々な種類の携帯があります。
このあたりは契約期間や自分の用途にあった物を選ぶといいと思います。
-現地での家探し
これは非常に苦労すると思います。もし1週間や2週間で家が見つかればラッキーです。大体1ヶ月弱はかかると見たほうが良いと思います。また、必ず現地で有名な不動産サイトがあるので、日本で前もって現地の家賃、支払方法などを調べておくと良いでしょう。
賃貸するためには、不動産屋さんに行って、インスペクション(不動産見学?)をして申し込みをするのですが、必ず他の人と競合することになると思います。申し込みが一人だった場合でも、不動産屋によっては貸してくれないケースもあります。
(現地での収入実績がないので、家を借りれないケースがあります。)
そこで、会社からワークリファレンスと言う書類を書いてもらいます。これは会社が僕に対して年間いくらで契約しています。という保証書のようなものです。いわゆる会社が保証人ですよと証明してくれる書類です。
これがあるのとないのとでは、不動産屋の態度が違います。会社の人事に相談して、用意してもらうと比較的スムーズに運ぶと思います。
-現地での水道高熱会社との契約
これもまた非常に面倒な手続きなので、できればネットで申し込みできる会社と契約すると便利です。電話のみで受け付けている場合は、英語の話せる人に代わりに手続きしてもらうか、思い切って自分で契約するしかありません。シドニーの場合は、無料の通訳サービスがあるので、そちらを利用すると通訳を介して、契約する事が出来ます。また、賃貸物件によっては、水道費が家賃に込みの場合もあります。
-家具、家電の購入
ここまでくれば、後は新生活に向けた家具、家電の購入。新生活のためのインテリア選び。ここで注意しておきたいのは、契約期間にもよりますが、多くの家具は現地において帰らなければなりません。国外へ持ち出すためには買った以上の費用がかかります。契約期間が長いのであれば、それなり物を購入しても良いと思いますが、最終的には売るか捨てるかと言う選択肢になるので、家具や家電はレンタルで済ませると言う手段もあります。もしくはIKEAなどで安く買い揃えて、帰国の際は現地の友人やオークションで売買すると言う手段もあります。
ざっと書きましたが、これだけ終わってやっと普通の生活をおくための準備が出来ます。そして、現地の環境、言葉、文化になれて、普段と変わりない生活が送れるまで、更に1ヶ月から2ヶ月は必要になるでしょう。
本当に初めての海外生活は大変な事が多いと思います。しかし、その苦労に見合った経験もいっぱいできると思います。
次回は妻子持ちで海外転職を目がしている人のために、生活費から貯蓄に関して、子供にかかる費用などについて紹介したいと思います。
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