2010年5月14日金曜日

【生活】 海外生活 オーストラリアの医療保険に関して

さて、今日は以前Melonさんから指摘があったオーストラリアの医療保険について紹介させて頂きたいと思います。

僕もそれほど長く住んでいる訳ではないので、そんなに詳しくはご紹介できないと思いますが。。。
アメリカや諸外国と同様に永住権(市民権)を持っている人と持っていない人では医療保険に雲泥の差があります。

僕たち永住権(市民権?)を持たない外国人労働者、外国籍の人たちは、大抵の場合、Medibankという会社の保険に加入しています。

ALの場合は、家族(パートナー含む)全員をMedibankに加入させてくれます。雇用者に関しては保険料の半額を会社が負担してくれます。
残念ながら、家族の分に関しては、自己負担です。給与から天引きされるので支払っている実感はあまり沸きませんが、確か保険料は月170ドル程度だったと記憶しています。

ただ、このMedibankいう保険が実に曲者で、様々な種類、条件があり、僕のように英語能力に乏しい人間にとっては実に複雑で、難解な保険です。

例えば怪我をして病院へ行くと領収書を貰います。その領収書を持ってMedibankの窓口に行くのですが
そこで怪我の内容によっては、保険が利かないケースも多々あります。そうすると医療費は全額自己負担になります。
もちろん、保険でカバーされるのであれば、医療費は戻ってくるのですが、その条件と言うのが
複雑で。。。。僕には何が保険適応で、保険適応外か理解できません。
とりあえず、病院に行って領収書を片手に、Medibankの窓口に行かないと行けない。

例を挙げるとMedibankに加入して1年経過していれば、出産にも保険が適応さえて、満額ではないにしろ、いくらかの医療費が返金されます。
Medibankに加入して一年未満で妊娠した場合、妊娠している状態で、Medibankに加入した場合は出産費用は全額自己負担になります。

このように出産に限らず、とにかく条件が複雑と言うの僕の印象です。逆に永住権(市民権)を持っている人は単純明快で、Medicareという保険が適応されます。これに加入していれば医療に関しては、ほぼ全額無料。
個人病院や医師を指名して個人的な医療を受ける場合は、医療費が発生するらしいですが、それ以外は基本的に無料です。

例えばシドニーで保険なしで出産する場合、パブリックの病院で出産しても最低6000ドル以上はかかるそうです。そして出産後の入院が長引けば長引くほど医療費はかさみます。
出産後の入院費用は一日で600ドルから800ドル程度の費用が発生します。人によっては100万円以上かかったという人も居ると聞きました。
ところが、Medicareに加入していれば、これが全額無料になる訳です。まさに天と地ほどの差があります。
Medicareは永住権を持っていなくても、加入できる条件があるそうですが、その辺は詳しくはわかりません。ただ、非常に厳しい条件だという事は聞いています。

それでは、僕自身はどういった対応策を取っているかというと、日本の長期滞在向けの海外医療保険に加入しています。これはどこの保険会社でも取り扱っている種類の保険なので加入はそれほど難しくないと思います。

費用は保険会社や保険の内容によってことなりますが、標準的な内容で6ヶ月の保険期間で一人7万円~8万円前後だと記憶しています。
僕の場合、家族3人なので21万ほどの出費がかかりました。高いか?安いか?といわれるとこの金額は安いと思います。
日本の保険は保険内容も充実しているし、海外保険の保険会社に比べればサービスも良いです。
大抵の場合、通訳サービスを解して病院の予約が出来たりもするので、英語が話せなくても安心です。

またシドニーでは日本人のコミュニティが非常に多く、日本語が通じる病院がいくつかあります。日本の海外保険に加入していればキャッシュレスで医療が受けれるというのも利点です。毎月170ドル×3を半年掛けるより、遥かに安い金額で、より良いサービスを受ける事ができます。

以上が、僕が海外で生活していく上で、入手した知識です。もっと詳しいことが言えれば良いのですが、日本の海外保険に頼りっぱなしなので、こちらの保険はほとんど利用した事がありません。
粗末な内容で申し訳ありませんが、シドニーの医療保険に関して紹介させていただきました。

2 件のコメント:

  1. 詳しい情報ありがとうございます!!
    他の方のためにもLAの情報を書きますね。
    LA(おそらくアメリカ全体)はMedicare以外は似てますね。
    マイケル・ムーアの「SiCKO」という映画にもなったようにアメリカの医療保険は最悪です。
    40歳以上になると保険料は急に高くなり、私は歯科保険と子供の保険をあわせて月500ドルはらっています。
    これは会社で入れる保険なので安い方で、まともに個人で入ると1000ドル近い、見積もりがでてきました。
    それでも、子供を病院へ連れて行くと毎回Co-Payという費用が発生し、先生に見てもらうだけで20ドルを払います。
    夜間や休日だと救急病院へ行くことになり、そうなると見てもらうだけで100ドルとられます。
    救急車を呼んでしまうと、一生借金に追われることになるかも知れません。
    ちなみに知り合いの人はガラスで手を切って10針ほど縫うけがだったのですが、救急車をよばず直接行って縫ってもらったのにもかかわらず数千ドルの請求がきたとのことでした。

    医療費と、薬代はまた別途必要になります。
    歯医者などは保険に入っていても、年間の保障代金に制限があります。
    こちらではクラウンを作ると1000ドルぐらい取られるのですが、年間の保障代金は(プランによって違いますが)3000ドルとか5000ドルです。

    出産に関しては3000ドルですべてまかなえるパックがあったと聞いたことがあるのですが、出産時だけの費用だと思いますので前後の妊婦への医療はまた別料金だったと思います。
    友達は、帝王切開で出産しましたが、子供が一歳になったいまでも請求が来ており、合計すると1万ドル(100万円)は超えるそうです。

    うちの出産の時は、収入もなかったので、低所得者層向けの無料の医療保険があり、それに入ることができました。
    今はかなり審査が厳しいようですが、そのころは誰でも入ることができ、数ヶ月に一回の収入証明をするだけで、出産前後の医療費、そして出産費用すべてが無料でした。
    しかも出産後に、子供のミルクやシリアルなどを無料でもらえるクーポンまでもらえ、至れり尽くせりでした。

    ちなみにこちらでは医者に掛かると、関係する費用はすべて別々に請求が来ます。
    たとえば、救急病院へいって3針ほど縫ってもらったことがあるのですが、病院利用料、診断してくれる人、縫合してくれた先生(縫合と行っても医療用のホッチキスでとめただけ)、針をとってくれた先生、治療に掛かったホッチキスや消毒の費用。
    これらが別々に請求書がきます。

    麻酔して出産した場合、いったいどのぐらいの請求がくるのか予想もつきません。><

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  2. >melonさん
    アメリカは医療保険が高いと聞いていましたが。。。そこまで高額とは。。。オーストラリアも高いのは高いですが、そこまでの高額費用はかからないと思います。それでも、医療が日本より高いのは確かです。
    というか、日本は医療費安すぎですね。国の医療保険が破綻するのもわかります。

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