今日は皆さんから頂いた質問に答えるコーナーの第二回目です。
前回の日記でコーディネイターに触れましたが、なぜコーディネイターに触れたかというと、実は日記を読んでくれている方から、海外でのコーディネイターについて教えて欲しいという質問があったからです。
質問をブログで公開することで、皆さんと情報共有が出来ればと思っていますので、些細な事でもかまいませんので、ドシドシ質問していただければと思います。
それでは早速、質問に答えさせていただきます。
8-1.海外に興味はあるもののデザイナーとしてではなく全体をまとめる立場としてどう言った職業があるのでしょうか?
前回の日記で紹介したコーディネーターがまず一つあります。そして、プロダクションマネージャーという職種もあります。その他にはプロデューサー、デパートメントマネージャーなど多種多様にあります。
デザイナーと同様に、管理する職種についても色々な事を分業しています。
8-2.やはりCGの専門的知識、英語の知識は必須なのでしょうか?
職種によると思いますが、無いよりはあった方が良いと思います。必ず必須という訳ではないとおもいますが、広く浅く知っている事で、デザイナーとのコミュニケーションは捗ると思います。
8-3.クライアントとのやり取り、スケジュールの管理等はコーディネーターさんがやられているのですか?
詳しくはわかりおませんが、クライアントとのやり取りは別の窓口です。スケジュールに関しては、全体のスケジュールはプロデューサーやプロダクションマネージャーなどが管理していると思います。
デザイナーのスケジュールに関してはコーディネイターが管理しています。プロダクションマネージャーが全体の管理、コーディネイターが現場の管理と考えていただければわかり易いかと思います。
9.テクスチャーの命名規則は具体的にどのようになっているのでしょうか?
これは正確に答えることはできません。(守秘義務契約で口外出来ない事になっています。)
プロダクションや会社によっても違うと思います。ただ、例を挙げるなら単純です。オブジェクト名_パーツ名A_パーツ名B_属性_ヴァージョン情報などのようになっています。
属性というのはカラーマップとかバンプマップとかの事です。
10.In House Shaderとは社内で作成しているシェーダーのことでしょうか?
その通りです。海外プロダクションの多くは自社でtoolやshaderを開発しているところが多いと思います。
11.ターンテーブルが想像つきにくいのですが、なにか動画や図のようなものはありませんでしょうか?
この辺はWeb検索しても、すぐに見つかると思いますが、最もポピュラーなmodeling、surfacingのチェック方法です。もしモデラーやテクスチャーアーティストとして、海外プロダクションに作品を送る場合は、デモリールの中に最低でも2個から3個ぐらいは入れておいたほうがよいでしょう。
もし、入っていない場合は、追加でターンテーブルを要求される事もあるので、準備しておくと良いと思います。
動画だとこんな感じです↓(Youtubeで検索したらでてきたヤツです)
http://www.youtube.com/watch?v=KBHAjZ8-eQE
http://www.youtube.com/watch?v=ptczjNoeSDY
今回紹介したのはモデルが回っているケースですが、逆に環境(光源)が回っているケースもあります。
前者はmodelingチェックで多く用いられます。後者はSurfacingのチェック時に多く用いられます。
さて、今回もこのような形で答えさせていただきましたが、参考になったでしょうか?
次回は英語の話せない僕が、どうやって電話インタビューを通過できたかについて紹介したいと思います。
コーディネーターさんの仕事は、スケジュール通りに進行
返信削除させたいマネージャーと、なかなかスケジュール通りには
進まない職人的デザイナーの仕事を繋ぐパイプ役を果たさねば
ならないので、専門用語はもちろんジョークが言えるくらいの
英語力が必要だと思います。
私は歳が上だったのと、約束を守るデザイナーだったので
よくコーディネータさんのグチを聞いてました。
大変ですけどバッチリ進行した時は凄い達成感のある仕事
です。
>hal555さん
返信削除たしかにうちのコーディネイターも、仕事でみんなぴろぴりしてる時に、いきなり歌を歌い出したりして雰囲気を和ませてくれます。
こういうシステムで仕事をするのは始めてでしたが、本当に日本との違いを時間しています。