2010年5月29日土曜日

【仕事】 電話面接にむけて準備することは?

こんにちは。3週間ぶりに週末を過ごす事ができたので、久しぶりの更新です。
前回のブログでは質問に答えさせていただきましたが、今回は電話面接までに準備しておかなければならない事を紹介させて頂きます。
これはあくまでも僕個人が電話面接に向けて、準備している事なので、参考程度に読んでいただければ幸いです。

まず、僕が英語も喋れないのに、なぜALの電話面接をクリアできたのか?それは多少の運も含まれているかもしれません。
しかし、海外就職、特にCGに関しては”時と運”というのは非常に重要になってきます。

以前のブログでも書きましたが、海外プロダクションの多くはプロジェクト契約、もしくは6ヶ月~12ヶ月が常です。プロダクションが人材募集をしていないのに、応募しても不当りになる可能性が非常に高いです。
何処のプロダクションがどういった職種、人材を募集しているのか?これからどんなプロジェクトを始めるのか?常に情報収集しておかなければなりません。
やみくもにApplyしても、おそらくはほとんどが不当りになることが多いと思います。そういう意味で”時と運”は海外就職にとって非常に重要なのです。

少し本題から外れましたが。。。。そんな運も味方につけながら、僕がどのようにALの電話面接をクリアできたかを紹介させていただきます。

まず、第一に英語に慣れることから始めました。具体的にどういうことかというと、英語の環境に身をおくという事です。土日を利用して、毎週末英語のプライベートレッスン(喫茶店などで1対1で3時間ほど会話の特訓。1時間1000円~2000円程度)を受けたり、外国人の友達とランチに行ったり、外人バーでお客さんと喋ったり。とにかく解らなくてもいいので、英語(外国人)に慣れることを第一にしました。

次に英語の文法、特に読み書きそこそこできるように勉強しました。文法と言っても中学生が勉強する程度のものです。自己紹介文を翻訳サイト、電子辞書などを使い書いて見る。そして、間違いをプライベートレッスンの英語の先生と一緒に直したり、書き加えたりする事で徐々に英語の読み書きにも慣れてきました。

次は僕が最も大事にしている事です。電話面接のためのカンペ(?)を作る事です。カンペというと響きが良くないですが、要は自分の中で何が質問されて、どう答えるかを頭の中でシュミレーションして、文章でまとめる事です。これは日本の面接などでも、大学生がよくやっている事だと思います。
例えば、なぜ●●●に就職を希望したのですか?などの答えを自分であらかじめ用意しておいて、文章にしてまとめておきます。
また、受ける会社に対しての質問もいくつか用意しておきます。質問しないという事は、興味がないと判断されかねません。必ず受ける会社、プロダクションに関しては質問をするようにしてください。

文章としてまとめたら、次はそれらをプリントアウトして、上手に読む練習をします。日本語でも、面接は困難な試験の一つです。頭の中で何度もプリントを読み返しながら、電話面接をシュミレーションしてください。

僕が電話面接のために、準備した事は以上です。え?これだけ?っと思うかもしれませんが、日本語でもアドリブで質問に対して、すぐに答えるのは難しいです。あらかじめ答えを用意しておくだけでも全然違います。ただ、自分が予想していなかった質問をされた時は、頑張ってアドリブで答えてください。
この時、大事なのが”黙らない”事です。解らなければ、何度も聞きなおすようにして下さい。
Can you please repeat that?っとわかるまで聞き返してください。英語が第一言語ではないので、リクルーターもゆっくり丁寧に解るまで説明してくるはずです。
どうしても理解できない場合はI'm sorry. I can not understand. っと正直に答えます。
(英語が出来ないから不採用と言われたら、割り切って諦めてください。もしくは英語が喋れるようになるまで努力するしかないです。これだけは言葉の問題なので本人の努力次第かと思います。)

自己紹介や質疑応答を30分ほど続ければ、大体1回目の電話面接は終了すると思います。
ちなみに僕はALとの電話面接は3回行いました。1回目はリクルーターだけと自己紹介、軽い質疑応答。二回目はスパーバイザーとリクルータと技術的な話。3回目にマネージャー、スパーバイザー、リクルーターと契約内容、業務開始時期、賃金などの具体的な契約の話をしました。

この時、僕は相手の言っている事がほとんど理解できませんでした。。。。それでも自分が伝えなければいけないことや、質問しなければいけないことなどを一方的に喋りました。(読み上げました)

今思うと、契約できたのが不思議に思うほどに。。。。ただ、僕は英語が喋れなくても、多少の読み書きが出来たので、電話面接の後に、必ずリクルーターに電話面接の内容、確認をメールで行いました。
そして、重要事項は必ず口頭ではなく、メールで文章として残るようにリクルーターにお願いしました。

そして、無事に契約書が届いて、サインをすれば契約完了です。
こんな方法でよく電話面接をクリアできたな?っと自分でも思いますが。。。。
この時の僕の幸運はスーパーバイザーも第一言語が英語ではなかったので、僕の下手な英語に対して理解を示してくれた事。あとスーパーバイザーの趣味がゲームだったので、面接の質疑応答以外でも共通の話題が持てたことですね。
環境の面で幸運だったのは、プロジェクトの進行が遅れていて、大量にSurfacerをALが必要としていたこと。この3つの幸運が重なったからこそ、僕の採用がされたのだと思っています。

え?運だけでは?っと自分でも思いますが。。。運も実力のうちと言いますから。
そして、今の僕の英語力は?と言うと。。。おそらく中学生程度だと思います。読み書きはそこそこで、Hearing、Speakingはシドロモドロです。

それでも何とか海外で仕事をしているので、皆さんも諦めずに頑張って欲しいと思います。
技術的な話をすれば、僕よりもモデリング、テクスチャーが上手い人は日本にも大勢いると思います。
日本の技術は海外アーティストから見ても、十分に通用すると思います。英語に挫けることなく海外就職を目指して頑張ってください。

3 件のコメント:

  1. 私は電話で英語が全く聞き取れません。
    一度AppleStoreのキャンセルが電話でして出来なくて凄い
    緊張した覚えがあります。
    面接なんてトンでもない!って感じです。
    初めての海外面接の時にあらゆる会話シミュレーションを
    して望んだんですが、完璧にやり過ぎて、英語が完全に理解
    出来ると勘違いされたらしく合否まで直接英語で告げられて、
    後でコッソリと通訳の人に確認に行きました。

    常に海外に行く人に言うアドバイス
    「自己紹介はタドタドしく」

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  2. >hal555さん
    halさんらしいですね(笑
    僕もこっちにきて、電話ではあんなに早口なのに、喋るのゆっくりでビックリしたと言われました。
    カンペもほどほどにということでしょうね^^

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